桜は散る
梅はこぼれる
椿は落ちる
朝顔は縮む
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誰かに教わりました。その時は、
「なるほどなあ🧐」
と思い、日本語の豊かさを感じただけでした。
先日、犬の散歩に出かけたところ、突然、忘れていた
あの
「梅はこぼれる」
を体感しました。
いつもながら、写真を撮るのが下手ですが。
家の周りは、東京には珍しく自然が豊かです。
昔からの地主さんがいらっしゃって、梅や桜の樹木を大切にされています。
今頃は梅を、
2か月先には桜を愛でに、
お散歩がてら訪れる方々が多いです。
今、夏川草介さんの「始まりの木」を読んでいますが、
そこにも
堀はうがつ
柵はかける
櫓はあげる
と、造るや建てるでは済まさず、城の部分を多様な言葉で表す。
とあります。
豊かな言葉が、同じ景色を見ても感動を深くしてくれるものだなあ、と思い、
勉強不足を恥じいりました。
若い頃は海外に出掛けて、日本とは違う体験をしたいと思っていましたが、
今は、日本のあちこちを体験したいと思っています。
始まりの木を読んで、更に思いを深くしました。